入居者様へ -お部屋探しの手順-

STEP1 住みたい場所を決める

まずは、路線と路線状況を把握しなくてはならない。 住宅情報誌を買えば必ず地域の路線図が入っているので、それを見ても良いし、ネット上に存在する地図などを見るのも良いだろう。

 

沿線の指定はなるべく広くする

当然、通勤通学先から放射状に探すわけだが、絶対この駅!という希望がない限り、駅の選択は広めに取っておく必要がある。
そもそも、一駅の特定間取りの物件というのはさほど多くなく、その時々の状況で変化してしまう。特に、都心なら、3駅離れても通勤先からたかだか10分ぐらいの違いだろう。その他の条件さえきちんと定めておけば、沿線や、駅は自然と絞れてくるから、1駅2駅といわずに、通える範囲全部選択して、家賃や駅からの距離で選別するほうがよいだろう。定番サイトではウン千という物件がヒットしてしまうが、情報の新しさ等、その他の条件で絞り込もう。

 

土地勘不要!最強の所要時間検索

ネットでは、目的の駅から○○分以内の駅全ての物件を検索できるシステムがある。
土地勘のないところに引っ越す人はまさに神のような存在。駅から物件までの所要時間を考慮してくれるサイトとしてくれないサイトがあるので注意。

STEP2 予算の決め方

手取り収入の3~4割が家賃の目安。

 

家賃は多めに設定して後で選別する

物件検索で設定する金額は多めに。
そもそも、賃貸から賃貸の引越し理由に「家賃が高い」をあげる人はあまり多くない。逆に、「狭い」「不便」をあげる人が圧倒的に多いのだ。結局、最終的には全ての条件を照らし合わせて高いか安いかを判断するのだから、先に家賃!と決め付けて条件を当てはめてゆくと後で後悔することになる。

 

1ヶ月5000円という金額

賃貸を選ぶとき、5000円家賃が高いとなると、「え゙~」という反応になるが、その金額は日常生活でどれくらい大きなお金かを考えてみよう。
「飲み一回」「パチンコ30分」本当に微々たるものだ。
一方でその5000円で引き換えになる住環境とは、駅から10分は近いところに住める、一回り広い物件に住める、5年新しい物件に住める等、人それぞれメリットは違うだろうが、このメリットは毎日だ。毎日の不便と引き換えに1ヶ月で5000円(1日166円)ケチるのではどっちが賢いか。
そもそも、その物件を交渉できるかもしれないし、交渉の結果7万円の家賃で礼金を1カ月まけてもらえば、2年間で3500円の値下げと同じこと。

STEP3 駅からの距離を決める

駅からの距離は絶対条件に挙げる人も多いはずだ。しかし、徒歩10分とはどんなもんなのか、バス便ってどうかなどの疑問もあるだろう。

 

徒歩○分の基準は80メートル1分

徒歩10分と聞いて、実際歩いてみたら15分かかった。こんな経験はないだろうか?
この徒歩~分と言うのは80メートルを1分で歩いたときの単純な距離計算なのだ。階段、坂道、信号待ちの時間は含まれていない。 時速4.8キロ。結構速い。

徒歩5分以内 近い!と感じる。駅に着いたら家に着いたも同然。しかし家賃は当然高い。商業地なら駐車場も高い。
徒歩10分以内 近い範疇に入るが思ったより歩く!駅についても家まではもうひとがんばり。「さあ歩くか」って感じだろう。環境面ではまあまあ。
徒歩15分以内 ぎりぎり徒歩圏。雨の日なんかは大変だ。バスに乗ろうにも中途半端な距離。自転車が威力を発揮する。
徒歩20分以上 徒歩圏とは言えない。バスで待ち時間も含めて10分ぐらいはかかる。無理やり徒歩表示はバスがない可能性もある。

バス利用物件

ファミリータイプの場合は面積が広い分徒歩圏に借りようとするとどうしても予算オーバーになる。
従ってファミリーはバスを使う物件も十分許容範囲にする必要がある。家賃は大体1割~2割ぐらい安い。物件に駐車場が併設していることも多く、駐車場料金は駅近の3割~4割引きで借りれる。

一方、バス利用の単身者物件。
単身者はとにかく交通便重視なので、これは一般的に安い。安くなくても絶対に値引きが効く。なぜなら誰も借りないから。ポイントは自転車、原付。

STEP4 間取りの選び方

間取りと一言で言っても、基準となる広さや、面積など知っておくべきことがたくさんある。

 

K・DK・LDKの基準

実は一律DKは何畳以上という決まりがない。
情報誌ではおおむねK4畳以上、DK6畳以上、LDK8畳以上(住宅情報賃貸版は10畳)というように決めているが、これも情報誌ごとに違う。まして店頭のチラシなんか4畳のDKなんてざらなので、あくまで畳数や面積で判断を。

 

面積の重要性

たとえば2DK。DK以外の部屋の広さはわからない。同じ2DKでも「DK+6畳+6畳」というのと「DK+6畳+4.5畳」の違いだ。分かりにくいだろうが、あくまで面積で見分けよう。
また、○畳というのも1畳1.65㎡というのが公正取引委員会の基準だが、現実には、和室は畳が何個あるか、洋室は小数点四捨五入(5.5畳は6畳になる)にしていることが多いので、あっちの不動産会社の6畳とこっちの6畳では広さが同じとは限らない。

 

各間取りの広め、狭めはどれくらい?

全体の広さの基準を示すので、下記を参考にして物件検索をしてみよう。特にサイトによっては面積で並べ替えができるので活用する。

  ワンルーム※ 1K 2K
2DK
2LDK
3DK
3LDK
狭め ~13m² ~18m² ~35m² ~45m² ~60m²
標準 18m² 21m² 40m² 52m² 70m²
広め 20m²~ 24m²~ 45m²~ 60m²~ 80m²~

※キッチンが居室にある

物件の種類(マンション・アパートの違い)

アパート 二階建ての木造や軽量鉄骨のものをいう。 ハイツ・コーポ・文化住宅など地域によっていろいろ呼び方があるようだが、基本的にアパートで総称して問題ない。
マンション 基本的に三階建て以上をマンションという区切りにしてしまっている場合が多い。 鉄骨造の場合、防音防振性はアパートと大差がない。RC造のマンションは一般的に一割前後家賃が高くなる。
テラスハウス
メゾネット
メゾネットの意味は縦割り型住居。二階建ての一戸建てを二つくっつけたような形式。 また、メゾネットを横につなげた低層の物件をテラスハウスといい、専用庭や駐車場付きのものが多く、半一戸建て感覚で住めるのがメリットだ。
一戸建て 一戸建て丸々賃貸。共同住宅ならではの問題は皆無

STEP5 築年数を考える

築年数というのは実は建物の年齢を指すだけではない。時代背景によって、設備の標準や内装の色調も変わってくる。 また、面積は年々広め広めの傾向にあり、昔の2LDKは今の2DKといえるぐらい違う。

 

結局家賃やその他の条件に反映

  新築・5年未満 築5~10年 築10~15年 築15年以上
時代背景 借手市場 借手市場 貸手市場 貸手市場
家賃 適正 人気のない物件は値下 よい物件でも曲がり角 値下済だが
さらに下がる
広さ 広め 普通 狭め 狭い
設備 フル装備 標準的 水周りなどに
古い設備が残る
リフォームで
新しくなる場合も
内装 そこそこの物件が
主流
この辺が
変わり目
特に豪華さは
感じない
和室二間
全体的に古臭いかも

STEP6 周辺の環境を把握する

ネットの上で把握できるの?と思うかも知れないが、それをある程度可能にしたのが地図サイトの存在だ。 また、商店街のホームページ、市町村の公式サイトを見るのもひとつの手だろう。

 

地図サイトから物件の周りを特定

通常、ネットも情報誌も住所の最後まで書いていない。
詳しい住所は不動産会社に聞く必要があるが、不動産会社のサイトなどは詳しい住所を表示しているところもあるから、ネット上だけで可能だ。以下のサイトは物件の特定まで可能なほど詳細。ちょっとしたアパートは名称が表示してあるが、それぞれ違うデータベースなので、見比べて見るとよい。

  • マップファン
    建物の形が判別可能、少し大きめなら名前も入っている。
  • マピオン
    地図は道路地図のアルプス社。物件特定にはあまり向いていない。
  • タウンページ
    物件周辺の施設はWEB版タウンページで探すのも手。地図はゼンリン。

STEP7 物件の設備・駐車場ほか

物件の設備なんて言われなくてもわかる、という人も少なくないと思うので全てを説明することはしないが、意外に知られていないものをいくつか説明しよう。

 

駐車場

駐車場と一言で言っても3種類ある。
まず、家賃に込みの物件。通常は「付無料」となる。次に別料金でも物件付属のものと、一般貸し駐車場。一般的に物件付属の駐車場というのは入居者なら二割~三割引きで借りれるのでお得になっている。一般貸しは要するにあなたが外部に駐車場だけ借りるということだ。一般的に礼金などもかかるようになっている。

 

給湯の意味

給湯という言葉自体、いったい何をさすのか分からない人が多く、無視している人も多いかもしれないが、生活に大きく影響するので注意。

給湯 台所も風呂も蛇口をひねれば直ぐにお湯が出るが、お風呂の沸かし直しはできない。シャワー派や単身者には問題なし。
給湯追炊 給湯方式でかつ、追炊きも出来るタイプ。 ファミリータイプの築5年以内のものはこれ。単身者向けは新築でも希少。設備の表示上は「追炊」となる。
給湯なし 築10年以上の物件は要確認。 お湯を風呂桶にためて沸かす(追炊はできる)。台所は湯沸かし器で湯量、安定性に欠ける。シャワーはほぼ×。

洗濯機置き場

洗濯機置き場がない物件があるので注意。 古い物件になると外においたり、ワンルームマンションになると全くないというものもある。その場合、廊下に置いて排水のホースを風呂場に伸ばすとか、離れ業も必要になる上に、水漏れのリスクも大きい。

BS・CS・CATV

BSはNHKの衛星放送、CSはパーフェクトTVやスカパーなどの衛星放送、CATVは地元のケーブルテレビ。どれもテレビのチャンネルの話だ。ただし全てチューナー(要購入)がないとみれないので注意。

 

洗濯機置き場

木目調のCF(ビニール素材の床材)はフローリングではない。業界でいうフローリングとはあくまで「木」でできているものを言う。

不動産に関するお問い合わせは092-611-0001